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活動実績
ついんくる★★講座2020 第6回 テーマ:成人期ASD者の支援
ついんくる講座★★2020
第6回 テーマ:成人期ASD者の支援~就労を中心に①
~知的障害を伴うASDの就労支援―アセスメントに基づく実践的支援~
令和2年12月13日(日)第6回のついんくる★★講座を開催しました。講師は早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授/TEACCHアドバンス コンサルタントでもあります。
梅永雄二先生にご講義いただきました。本来は久留米の地で1日のご講演をいただきたかったのですが、コロナ禍の影響で12月、1月と2回に分けての講義の1回目です。
今回は知的障害を伴う自閉症者の就労アセスメント「TTAP」の概要と一部演習を行いました。「TTAP」のアセスメントは6領域の課題を直接観察/家庭/学校・事業所の3尺度(場面)で評価します。自閉症の方は、場面で行動などが変わるからです。合格/不合格だけではなく、芽生えの反応を見つけ出し、家庭や学校・事業所での情報を得る時も相手の生活に沿って具体的に質問をし、対象の方の支援のヒントを見つけていくことが大事だとお話をいただき6つの演習を行いました。
参加者のアンケートでは、
・演習を兼ねることで内容理解が行いやすかったです。
・就労という視点から自分の実践を考えるきっかけになりました。
・芽生えという採点の視点や適切な行動を教えることで問題行動を少なくすることができるなど興味深い内容だった。
・ソフトスキルをいろんな方法で身に付けることが就労にもつながることを改めて実感しました。
・就労自体は仕事で関わっている子に直接関係するものではないですが、そのひとつひとつや物事の考えベースはつながっていると感じました。
等、前向きな感想をたくさんいただきありがとうございました。これからも実践とをつながる情報を発信できたらと思った次第です。
さて、次回は高機能の就労支援です。理解の高い人たちがどのようなところで困っているのか、ハードスキルの問題よりソフトスキルの問題などをお話していただきます。ぜひ多くのご参加をお待ちしています。
最後になりますが、
今回の参加者の皆様には、後半映像が何度も停止してしまいご迷惑おかけしました。本当に申し訳ありませんでした。
文責:髙山
↑ライブ講演の時の写真です