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ついんくる★★講座2023 第5回 テーマ:医療の視点から見た自閉スペクトラム症支援と、病院とのつながり方
第5回ついんくる★★講座報告
11月26日(日)10:00から今年度第5回ついんくる★★講座を行いました。
今回は、国立病院機構肥前精神医療センター統括診療部長の會田千重先生より「医療の視点からみた自閉スペクトラム症支援と病院とのつながり方」という演題でお話いただきました。gocochi-Nextでは、「強度行動障害」についての講義も行っていますが、會田先生は、「強度行動障害医療学会」の事務局長もされており、ご多忙の中夜勤明けにもかかわらず、会場までお越しいただきました。
講義では、自閉スペクトラム症支援のポイントとして、学習スタイルに合わせることの大切さ、構造化などの必要性に加え、相手を信頼して表現できる関係性にすることの大事さを伝えていらっしゃいました。
また、保護者の方が医療とつながるときに不安になるお薬のお話の中では、薬物療法が第一選択肢ではなく、非薬物療法等、心理的社会的介入の検討の上、ゆっくり低めから行うこと等もお話しされてありました。
會田先生のお話は一貫して当事者の方、保護者の方、それを支える周囲の人たちを尊重されており、その中でのお互いの情報を共有すること、連携の大切さを教えていただきました。
アンケートでも
・これまで医療に対して敷居が高いイメージがあったが、支援が必要な人に対して協働して支援していく立場であることがわかりました。
・同じ行動でも機能が違う・・子どもをよく見つめようと改めて思った。
・現在自分が関わっている子どもさんたちの支援について教えてもらったこと(相手を信頼する心を育てること、コミュニケーション能力を伸ばすこと余暇の広がりを持てる事)
等たくさん回答をしていただき、皆様にとっても有意義な時間を過ごされたことを嬉しく思います。
次回はABC研究所代表でいらっしゃいます、今本 繁先生に「自閉症者の行動問題とコミュニケーション支援」という演題で講義していただきます。
今回の講義でもコミュニケーションの必要性をお話いただきました。より具体的なお話が伺える機会ですので、多くの皆様の参加をお待ちしております。
文責 髙山