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ついんくる★★講座 2021 第5回 テーマ:子どもも親も幸せになる発達に課題のある子の育て方
ご報告が遅くなりすみません、、!(汗)
先月11月28日(日)に開催した、第5回目のついんくるオンライン講座のレポートです。
テーマ:子どもも親も幸せになる発達に課題のある子の育て方
講師:立石美津子先生(講演家・著者)
講師プロフィール…20年間学習塾を経営、現在は著者・講演家として活動。『一人でできる子が育つテキトーかあさんのすすめ』『はずれ先生にあたったとき読む本』『子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』など著書多数。『発達障害に生まれて(ノンフィクション)』のモデル
オフィシャルブログ http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/
今回の講義では、なんと冒頭で立石先生の息子さんが自己紹介をしてくださいました。画面に登場し元気に自己紹介をすませ、ささっと1人で外出されるのをホンワカした気持ちで見送りつつ、講義が始まりました。
講義内容は・・・
○障害受容のプロセス
一般的にもよく言われる、親が子どもの障害を知った時からその事実を受け入れるまでの心の過程「ショック→否認→怒り→取引→抑うつ→受容」について。
個人差もありますが、人によっては「5年たっても受け入れられない」という位時間がかかるものである。しかし、二次障害におちいるプロセスや、不登校・家庭内暴力など“こじらせる”例などを紹介されながら、「そうならない為には一番身近な親御さんの障害受容がとても重要。だからどんなに“否認”や“怒り”の予測があっても、障害に気付いた時は親に告げることを躊躇しないでほしい」ということでした。
○どう育てていったらいいか?
・嫌な思いをさせない
「幼い頃は苦手の克服ではなく“排除”」
生まれてから低学年までの間は特に、「家庭は安全基地だ。この世は怖くない。先生や親は自分を脅かす存在ではない」ことの、体験の積み重ねがとても大切。
・熱心な無理解者は子どもを苦しめる
・ダブルバインドに注意(同じ場面でも人によって違う対応をされる事で子どもが混乱する事)
・友達や兄弟と比べない
・正の行動を強化する・こだわりにはトコトン応じる・偏食について 等など…
他にも、「対応の工夫について」や、「通常級・支援級・支援学校の違い」のお話
また、手帳取得や進路決定など、より多くの支援を得られる環境を整えていくために親が積極的に申告などして動き、福祉とつながり続けていく事の重要性を、過去の事件や8050問題など取り上げながらお話しくださいました。
幅広い内容を、終始ご自身の子育てや時に長年の教育者としての経験からの、具体的な例を交えながらのお話はとても分かりやすく、たいへん勉強になりました。
アンケートでも
「心打たれるお話がいくつもありました。ぜひ沢山の保護者や療育関係者、保育園や学校の先生にも聞いてもらいたいし私もまた聞きたい」
「子どもたちや自分の身内などに対する言葉かけや今後の方針などの指針になり得るお話でした。生かせるよう立ち止まりながら接していきたいです」などのご意見がいただけました。
立石先生、貴重なお話をありがとうございました!
そして今回も、たくさんのご参加をありがとうございました!
文責:柴田