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活動実績

ついんくる★★講座2021 第2回 テーマ:自閉スペクトラム症を持つ方々への支援〜自閉症の基本のき〜

8月1日(日)10時より、今年度のついんくる講座の2回目を行いました。

今回は、宮崎県中央発達障害者支援センターのセンター長の水野敦之先生を講師にお招きし「自閉スペクトラム症を持つ方々への支援~自閉症の基本のき~」のお話を伺いました。水野先生は、幼児期・学齢期・成人の支援まで幅広く臨床を経験され、さらに全国数か所の地域でコンサルテーションも行っていらっしゃる`現場‘をよくご存じの先生です。事前の資料も講義で使用する資料と副読本の資料と動画を用意していただき、講義を受けていただく皆さんへたくさんの知識を惜しみなく提供くださりました。

 

 講義では、自閉スペクトラム症とADHDの「注目」と「優先順位」の特性に焦点をあて、その特性を脳の機能をイメージさせる方向に導いてくださいました。そして、介入方法のポイントには視聴講者もなるほど!という気づきがあったのではないでしょうか。学習に違いがあるのに定形発達と同じ教え方をしていることへの疑問を投げかけ、支援者側が彼らの思考をイメージし支援を組み立てることの大切さを実感した次第です。(詳しい内容はぜひ講義で!9月5日にも引き続き水野先生の講義です)視覚支援は、視覚優位だから・・の理由だけではなく、彼らの脳のキャパオーバー・情報整理を助けるという言葉に納得しながら拝聴していました。

アンケートでも「お話を聞いていて、分かっているつもりになっていたことがあり、もう一度支援を見直す機会となりました。水野先生の考えや、今までされてきた経験からのお話も聞きながら、楽しく受けさせてもらいました。 やはり、何度でも基本のお話を聞くことは大切だなと感じました」

「発達障がいのある子ども達の特性を丁寧に教えて下さり、注目と優先順位の違いについての再確認と、まずはそこからこちら側が整理して分かりやすく提示することの大切さを改めて感じました。また、褒めるひとつにしても、ポイントを得て褒める方がさらに良いことも学びました。 分かりやすい資料も沢山ありがとうございました。」

等たくさんのご高評をいただきました。

次回は水野先生による『「できる」と「気づき」から始める自立支援〜フレームワークで考える気になる行動への対応』です。一人ひとり違う思考をどう支援していくのかのヒントがたくさん入っていると思います。ぜひご参加をお待ちしております。

                                  文責 髙山