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ついんくる★★講座2024 第2回 テーマ:応用行動分析に基づく当事者の困り感を取り除く理解と表出のコミュニケーション
令和6年8月18日(日)に今年度2回目のついんくる★★講座を行いました。
今回は、「応用分析に基づく当事者の困り感を取り除く理解と表出のコミュニケーション」と題して合同会社ABC研究所代表の今本 繁先生にご講義いただきました。
今本先生のお話では、コミュニケーションの「理解」と「表出」という2つ支援の方向性を、対象者の困り感の事例を通してアセスメントから、支援方法まで絵や写真、動画を用いて丁寧に示していただきました。「理解」の支援では、視覚的支援や構造化などを使って、対象者にとってわかりやすく混乱を少なくする支援方法。「表出」の支援では「文脈」「手段」「機能」という側面からのアセスメントや場面を利用して表出を促す方法など専門的であり、わかりやすくお話していただきました。
お話の中で、「表出」のキーは聞き手の応答が一番大きいと繰り返され、対象者の発信だけではなく、聞き手の問題がいかに大事であると改めて感じました。
アンケートでも
・視覚支援の重要性を改めて知れた。
・聞き手の応答が大事という言葉が印象に残りました。
・一つ一つのカテゴリーに分けられて丁寧に話してくださるのでわかりやすかった
などのご感想をいただいています。
コミュニケーション支援は、自閉症支援の中でも中核で難しいと感じています。場面設定なども必要になり、今回のお話の中にあった「般化」を意識して「療育」、「園・学校」、「事業所」、「家庭」等のあらゆる場所での支援が必要で、目の前にいる対象の方の将来を見据えながら一緒に取り組めていけたら理想だなと考える時間でした。
今本先生、貴重なお話ありがとうございました。
※参加はオンラインと会場でも可能です
次回は9月7日(土)、相模女子大学の日戸由刈先生に「発達が気になる子の子育て10か条」~保護者・支援者・教師で共有したい子育てのポイント~という演題でお話いただきます。日曜日までアーカイブで見ることができますので、多くの方のご参加お待ちしています。
文責 髙山