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ついんくる★★講座2022 第4回テーマ:特別支援教育のICT活用
令和4年10月15日 ついんくる★★講座2022 第4回目の学習会を開催しました。
今回のテーマは「特別支援教育のICT活用」と題して、NPO法人ドロップレットプロジェクト代表の青木高光先生にご講義いただきました。
青木先生は、昨年に続いてついんくる講座2度目のご登場となりました。
ところでドロップレットについて、ご存じない方の為に少し説明しますと、話し言葉が苦手な障害児者に対して、目で見て分かる視覚支援シンボルライブラリを開発して無料で提供されていて、ASDをはじめとした障害のある人達のコミュニケーションに計り知れない貢献をされています。様々な支援ツール(コミュニケーション用カード、学習用絵カード、タブレット用アプリ)は、家庭や福祉サービス事業所や特別支援学校など、あらゆる場でなくてはならないツールとして広く浸透しています。
そんな偉大なドロップレットの青木先生ですが、講義ではいつも気さくな雰囲気でお話し頂きます。今回は特別支援教育でのICT活用についてのお話しを、先生ご自身の教育現場でのリアルな映像を用いてより分かりやすく、また具体的な支援技術についても惜しげもなく解説していただきました。
また今回のお話しを聞いて、ドロップスのツールやアプリが更に拡がり使いやすく、今も日進月歩でバージョンアップしていることに驚き、私たちユーザーももっとICTの活用について真剣に取り組まないといけないということを感じました。「アナログネイティブやけん…」とかいってスキルアップしようとしない自分を深く反省しました。皆さん頑張りましょう!
私事ではありますが、今年20歳になった重度知的障害で自閉症の息子が小学校4年の時、話し言葉に全く反応しなかったのにドロップスの絵カードを見て少しずつ意図を理解出来るようになりました。重度知的障害があっても視覚的支援を使えば伝わるという体験をして、暗闇の中にひとすじの光を見つけた時のことを今も忘れることができません。それ以来、ドロ太は息子の兄弟になり、我が家の家族になりました。
最後に、今回お話し頂いた青木先生に心からお礼を申し上げるとともにドロップレットプロジェクトの益々のご発展をお祈りして「ついんくる講座★★2022」第4回の報告とさせて頂きたいと思います。有難うございました。
文責:松尾 和弥